2015年10月04日

久しぶりに患者さんの立場で鍼灸を受けました

自分が具合悪い時はどうするのですか?という質問を受けることがあります。答えは自分で鍼灸をします。または家族にここマッサージしてと指示しやってもらいます。
しかし今回は自分で手が届くところではなかった為、知人の鍼灸師さんに施術してもらいました。
久しぶりに患者さんの立場になり、「押し手」のなんと気持ちの良いこと。「押し手」とはハリを持つ手の反対の手のことで、患者さんの体の上に置いてハリを刺入させる時、持つ手と共同作業で刺入します。
でもこの押し手が非常に重要であることは、昔から言われていたし、自分自身も臨床を行っていく中でハリを持つ手より重要であることは分かっているつもりでした。でも、患者さんの立場になったら、別の意味で重要だと分かるようになりました。
温かな気持ちの良い手で触れられると、それだけで癒されます。
最近は腰痛でも脳の関与が言われています。
鍼灸師の技術が優れていることは前提ですが、その技を使う鍼灸師の人柄がつくる世界が患者さんと合うと、「治る」というスイッチが押せるのではとこの頃考えています。
久しぶりの患者体験でいろいろ考えた1日でした。



Posted by まこちゃん at 23:47